中小企業を良くするために
経営支援に取り組んでおられる、取り組んでいきたいと考えておられる方は大勢いらっしゃいます。私達も様々な会合等でそのようなお話を伺います。
そうした中で、「具体的な支援の方法が分からない」「数値のモニタリングを行っているが、成果に繋がっているか不安だ」「毎月定期訪問をしているが、マンネリ化してきた」などのお悩みをお持ちの方に出会うことがあります。
一つは、会計事務所が行う経営支援(業界内ではMASという事が多い)に基準が無いため、各事務所が手探りで進めていることが理由だと推察されます。そのため、当会では経営支援業務に一定の基準を設けています。具体的には、経営診断を行い、課題を設定し、業務設計を行って支援にあたる事が最低限のルールとしています。
業務内容として経営計画の立案や幹部会議等は行いますが、なぜそれをやるのか、なぜその順番で着手するのかという理由が明確である事が求められます。
これらは経営改善や戦略推進のための手段であり、目的ではありませんので、計画立案等の特定業務が「商品」ではありません。
もう一つは、単独の事務所や個人では圧倒的に経験が不足しているという事です。会計事務所では税務・会計と兼務である事が多いため、10社以上を3年程度支援している人材はまれです。また、事務所としても経営支援業務を30社以上長期間行っているケースはそう多くありません。経営支援業務は経営知識や支援技法を学習しても、現場で実践していかなければ身につきません。そのため、経験量が少ないと能力向上のスピードがどうしても遅くなってしまいます。
当会はこの点を解消するために発足しました。様々な企業の実践事例を持ち寄ることにより、支援の疑似体験を積み、他者の支援を学ぶ事で経験量を飛躍的に増やすことが出来ます。
ただし、発表者が単に「解説」したのでは経験となりませんので、必要な資料を揃えた上で自らがその企業を支援するときと同じように検討し、討議を行っていきます。
中小企業を良くするためには会計事務所自身の研鑽が不可欠です。
オブザーバー参加を受け付けています
武士会神戸ではオブザーバー参加を受け付けています。
参加を希望される方は、お問い合わせ下さい。
なお、守秘義務に関する同意をいただく必要があるため、職員の方は必ず所属事務所から参加の許可をえて下さい。
正会員は別途入会条件と会員規約があります。
入会を希望されてもお断りすることがございますので、あらかじめご了承ください。
オブザーバー参加は無料です。